ティーンチ

ティーンチ

Total War: Warhammer Ⅲで登場する種族。

ティーンチとは、変化と魔法の神。策謀を好み、他者を計略にかけたり、意のままに操ったりすることを無上の愉しみとする。ナーグルと対立している。

背景

ティーンチ – 万物の変移者 – は魔術、欺瞞、操作、策略を司る混沌神です。彼は変化そのものであり、混沌という煮え立った無限の無秩序を真に体現しています。彼は鉤爪の中にあらゆる者の運命を全て掴んでおり、ティーンチの崇拝者は何よりもその知識を切望しますが、彼にとってはどんな下僕も大いなるゲームの手駒に過ぎません ― 盤上で動かし、他の混沌の神々を出し抜くための手駒です。

ティーンチに仕えることは狂気を呼び込むことです。彼の下僕は陰謀の複雑な網を張り巡らせ、上流階級に信徒を増やし、操り人形と化した者の武装した組織を結成します。彼らは主人がそのような策略を単なる気晴らしとしか見ていないことを気に留めません。どのような計画も運命を仕組みたる者の掌の上で転がされていることを知っているからです。

種族の特徴

ティーンチ勢力は呪文の詠唱、投射火力、飛行ユニットに優れていますが、最大の特徴は魔法のバリアを張ってダメージを吸収する（バリアはダメージを受けていなければ自動的に回復します）ことです。また呪文を使うことでティーンチからの恩恵を受け、次の軍勢アビリティを使用することができます:

→ユニット一覧

キャンペーン

ティーンチは、キャンペーンを開始する際に以下のレジェンダリーロードの中から選ぶことができます。

魔道書

ティーンチ勢力をプレイしている場合、キャンペーン画面上部に魔道書カウンターが表示されます。

魔道書は図書館施設、崇拝組織、戦闘での勝利などによって獲得することができます。

魔道書は特定の技術の研究や変転の詭道アクションの実行に必要です。

変転の詭道

ティーンチ勢力をプレイしている場合、変転の詭道パネルから変転の詭道アクションを実行することができます。

変転の詭道アクションを実行すると魔道書（ヴィリッチをプレイしている場合は魂）を消費します。いくつかのアクションは特定の技術を研究しなければなりません。

瞬間移動の態勢

キャラクターの情報パネルを開き、態勢ボタンから瞬間移動の態勢を使用できます。

関連する技術を研究するまで、ティーンチ勢力は瞬間移動を使用すると魔力の蓄積度が減少します。

瞬間移動は他勢力から要撃されません。もし瞬間移動の目的地に他勢力の軍勢が存在する場合は、待ち伏せ戦を行うことができます。

魔力の風の操作

自勢力が領有している州に吹いている魔力の風の強さを、キャンペーンインターフェイスの魔力の風の操作ボタンから変更することができます。

魔力の風の操作可能な州にはマップ上にインジゲーターのボタンを押して風の強さを変化して下さい。

ある州の魔力の風を強めるには、別の州の風を弱めなければなりません。全体での魔力の風の総量は変えられないことに注意して下さい。

大いなるゲーム

特定の混沌神に属する勢力が死すべき者との世界で混沌による腐敗を高めると、大いなるゲームで役立ちます。

混沌による腐敗レベルが上昇すると神聖ならざる顕現で利用可能な秘儀がアンロックされます。

特定の神が大いなるゲームで優勢を得ると、その神に属する勢力は一定ターンの間、神聖ならざる顕現の効果が強力になります。

異なる混沌の神に属する勢力同士が衝突した時など、その二柱の神々が確執を起こすことがあります。確執が続いている間は両陣営の勢力の互いに対する攻撃性が非常に高くなります。

神聖ならざる顕現

コーン、ナーグル、スラーネッシュ、ティーンチのデーモン勢力は神聖ならざる顕現を実行することができます。

神聖ならざる顕現パネルには顕現に関する情報が表示され、ここからそれぞれの秘儀を実行することができます。

特定の混沌神による腐敗のレベルが上がると、その神に属する勢力が実行可能な神聖ならざる顕現がアンロックされます。

特定の神が大いなるゲームで優位な場合、その混沌神の神聖ならざる顕現が強化されます。

崇拝組織

混沌による腐敗が高い州では自動的に崇拝組織が結成される可能性があり、隠れた建造物を築造することができます。

崇拝組織が出現した拠点を選択し、州の概容パネルから崇拝組織の建造物を築造することができます。

崇拝組織の建造物を築造すると、混沌の勢力は髑髏、帰衣者、感染体、魔導書といったそれぞれの資源を獲得することができます。

州の混沌による腐敗が十分に低下すると、混沌の崇拝組織は消滅することがあります。

主な戦い方

序盤がかなり弱いのでブルーホラーやピンクホラーを採用して投射攻撃で敵を倒すことを意識しよう。ケイオスウォリアーを雇えるようになればかなり安定した戦いが可能になるが、DLCの購入が必要になる。ティーンチはDLC（ 特にChampions of Chaos）がないとかなり辛いので買っておくと便利。（金のかかる種族である）

ティーンチは構成の幅が広いが、安定して強いのはケイオスウォリアーかチョーズン、ドゥームナイト、ケイオスナイトを採用した重装軍団です。これにミュータリス・ヴォーテックスビーストを加えると大暴れできるが維持費が結構かかるので指導者の軍くらいにしておこう。

DLCがなければ、フォーセイクンとスポーンを並べる中コスト帯の編成や、大量のピンクホラーを並べてケイオスナイトとドゥームナイトが時間稼ぎしながら投射攻撃で敵を倒す戦術があるがユニットに難があるので苦戦しやすい。初心者にはあまりおすすめできない。

ティーンチの体系の呪文はかなり強力であるため使いこなせれば一度に数百の敵歩兵を倒すことができるだろう。ティーンチは対大型ユニットが多いため、残った敵は他のユニットに任せよう。

対策

このゲームで最も戦いたくない種族がティーンチである。瞬間移動の態勢で確実に待ち伏せ戦が可能なので、少しの判断ミスで軍が壊滅しかねない。ティーンチと戦う時はヒーローを偵察させて軍の位置を把握して行動範囲を予想する必要がある。ティーンチの瞬間移動によって待ち伏せされれば勝ち目はほとんどない。そのため最後まで油断せず、無理をせずに戦っていこう。どうしても拠点から引き離したかったりする場合は、失ってもよい囮のロードを用意し、目の前で募兵などの無視しづらいアクションを起こせばよく釣れるのでおすすめ。この時、敵を釣って待ち伏せを狙わないようにしよう。待ち伏せは露見する可能性があるため、安全のために必ず瞬間移動の態勢の範囲外にいよう。それほど警戒する必要がある。

ティーンチは編成の幅が非常に広く、下位のユニットですら脅威になりやすい。軽装歩兵から重装歩兵、投射歩兵、重装騎兵と重装飛行騎兵、巨獣など数多くのユニットが存在する。高難易度であればブルーホラーの投射攻撃ですら大ダメージを受ける。集中攻撃されれば高コスト帯の巨獣ですら瀕死のダメージを受ける。勢力が強大になれば、複数のチョーズン・オブ・ティーンチが存在する軍団が大量に襲ってくるため並みの軍団では勝つことは難しいだろう。ヘルストームやカタパルトなどの長距離投射攻撃ですらバリアによって阻止されるため甚大な被害を与えにくい。このユニットを雇えばティーンチをメタれるといったことをアドバイスすることが難しい。

弱点としては、投射ユニットの射程が短く、クロスボウ兵などに撃ち合いで勝つのは難しいこと。白兵戦に強いキャラクターがあまりいない。（エーコルドくらいしか強くない）そのため、キャラクターは白兵戦、ピンクホラーなどは射程の長い弓などで始末しよう。ドゥームナイトやロード・オブ・チェンジなどの飛行ユニットは地上に降りてきたタイミングを狙うしかない。もしくは大砲で徹底的に狙うかくらいだろ。

インモータルエンパイアではオラクル・オブ・ティーンチを滅ぼすことが必須の勢力が多いため、嫌でも戦うことになるだろう。ティーンチは対策が難しいので、自分の使う種族の強みを最大に活かすのが最もおすすめです。そのために強力なユニットを覚えて、何かに特化した編成を構築して挑もう。内政が強ければ複数の軍団を揃えて常に２軍団以上で戦うのも良いだろう。しかし、どのような編成でもティーンチの瞬間移動の態勢で待ち伏せ戦に挑まれると勝てないので、軍団の位置と戦力を把握して油断せずに戦おう。

DLC

Total War: WARHAMMER III – Champions of Chaos

• レジェンダリーロードの追加はなし
• チョーズン・オブ・ティーンチなどの数多くの混沌の戦士を追加する

Total War: WARHAMMER III – Shadows of Change

• チェンジリングが登場するDLC
• ミュータリス・ヴォーテックスビーストなどが登場